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夜中にラーメンを食べても太らない技術 (扶桑社新書 25)
 事実と自分の意見、ここまではよい。問題は「データ」として示されている内容でしょう。「といわれている」「一部学説では」という「データ」が目につきます。自分に都合のよいところだけを提示しているのではないかという疑念が残ります。
 後はいわゆる「栄養学」のデータも気になります。それはそもそもヒトでのデータですか。動物実験や、あるいは、試験管でのデータではないですか。疫学的には検証されていない仮説に過ぎないのではないですか。
 もちろん、この本で紹介されている方法でやせる人がいるのは事実なのでしょう。しかしそうならない人も当然いる。その場合は、推奨している方法を完全には守っていないから、ということになるのでしょうか。それなら、ほかのダイエット本と同じですね。
 この先はとりあえず「トンデモ本」として読んでいきます。その意味では面白いし。