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生き方―人間として一番大切なこと

生き方―人間として一番大切なこと

私はできませんとは絶対にいわない。できるかもしれませんとあいまいなことも口にしない。勇気を奮って「できます」と断言して、そのむずかしい仕事を引き受けてくるのです。(p.62)

有意注意は、あらゆる状況の、どんな些細な事柄に対しても、自分の意識を「意図的に」凝集させることです。(...) 中村天風さんは、この意をもって意を注ぐことの重要性を強調され、「有意注意の人生でなければ意味がない」とまでいわれています。(p.75)

西郷隆盛も、「得高き者には高き位を、功績多き者には報奨を」と述べています。つまり功績にはお金で報いればいい、人格の高潔な者こそ高い地位に据えよといっているのです。(p.131)

他人から「してもらう」立場でいる人間は、足りないことばかりが目につき、不平不満ばかりを口にする。(p.175)

運命は宿命にあらず、因果応報の法則によって変えることができる。(...) (これは)安岡正篤さんが、中国の古典『陰隲録』をひもとかれた著作を通じて学んだことです。(p.212)

 これのことですね。『立命の書『陰騭録』を読む (致知選書)

「災難にあったら、落ち込むのではなくて喜ばなくてはいかんのです。災難によって、いままで魂についていた業が消えていくのです」(p.236)