何もなかったホワイトデーに散る

僕はこんなに心配しているのに、その心配も邪魔なんだね。そりゃあそうだろう。僕のことは何とも思っていない。うっとうしいだけ。
一言くらい連絡をくれてもいいのに。
今夜連絡来るかなあ。酔っ払ったメールなのかなあ。いやだ。
もうやめよう。こんなこと。
自分がボロボロになるだけだ。つらい。
でも、メール来たら喜んで返事するんだろうなあ。老いらくの恋。ばかばかしい。
ホワイトデーのプレゼントを昨日買ってきた。渡すのどうしようか。せっかくいろいろ考えて用意したのに。何だかすべての気持ちがどっかに行ってしまった。
これはさすがにどこにも書けない。書いたら気づいてしまうだろう。
どう思っているのだろうか。何とも思っていないのだろうな。
心配してくださってありがとうございます。でも私は平気ですよー、位の連絡をして寄こすのだろう。
どんなに楽しく飲んで話をした後でも電車に乗ってしまうともう私のことを振返らない。
その様子が思い起こされる。それが本音。
ばかばかしくなってきた。
僕が心配するのや、愛している、とか言うのが重荷なんだろうな。そりゃあそうだろう。
だって、何とも思ってないんだもん。
何て言うか、喪失感でとても胸が苦しい。失恋の苦しみです。わかっていたことなのだけれど。
じゃあ、あれはなんだったんだよ。わけがわからない。