やましたとしあき,に告ぐ
一昨日から携帯に間違い電話がかかってくるようになっていた.それも真夜中1時過ぎに二晩続けて.毎晩,10 分おきくらいに二回かけてくる.番号は通知してきていた.市外局番は0745.調べると,
奈良県香芝市、御所市、大和高田市、生駒郡(斑鳩町、三郷町及び平群町に限る。)、北葛城郡、磯城郡(川西町(下永を除く。)及び三宅町に限る。)、高市郡高取町(越智、車木及び丹生谷に限る。)、吉野郡大淀町(今木、大岩及び鉾立に限る。)
奈良県宇陀郡(大宇陀町、莵田野町、榛原町、室生村(小原、染田、多田及び無山を除く。)、曽爾村及び御杖村に限る。)
といったあたりらしい.この辺りに知り合いがいないわけでもないからなあ,とは思うものの,その知り合いは深夜に(しかも,深夜のみに)かけてくるような人ではないはずだ.携帯のメモリに登録していない番号から着信があったときには,呼び出し音・バイブが着信の 10 秒後に始まる設定にしてあるので,深夜であっても,まあそんなに気にならない.呼び出しは実質 2,3 秒という感じだし.
これはきっと間違い電話じゃなくって,今の私の携帯番号を以前に使っていた人にかけているんだろうなあ,と思った.昔の恋人か.喧嘩別れしたというよりは何となく疎遠になってしまった仲.ちょっと酔った勢いで電話してみるか,と.でも,相手は番号を変えていたわけです...
あるいは,もう亡くなってしまったのかなあ...
それが,今日 9:20 にまたかかってきた.一回目は気づかなかった.二回目にかかってきた時は気づいたけれども,その瞬間に切れてしまった.そうしたらすぐに三回目がかかってきた.
「もしもし」
「あ〜,としあきか」
関西弁のおばあちゃんだった.大学生の孫にかけているのだろう(勝手な想像).
「いえ違いますよ」
「あれ,そうですか.おかしいなあ.すみません」
と,その電話は切れた.しかしすぐにまたかかってくる.
「電話番号違いますよ」
「としあきじゃないのか? やましたさんと違いますか?」
「違いますねえ」
だって,どう考えても私の声は「孫のとしあき」ではないと思うよ.ホルモンでも打ってるなら別だが.
「番号が替わったんじゃないですか?」
「ああ,そう」
ぶちっ,と電話切りやがった...
気づいたら,留守電も入っていた.一回目の電話のときだ.
「もしもし,としあきはもう診察室に入ってしまったんかなあ」
いずれにせよ,何となく事情はわかったのでめでたく着信拒否に登録させていただきましたよ.事情はどうあれ.
番号が替わったのを教えてもらってないというよりは,おばあちゃんがメモを間違えた可能性のほうが高いかもね.
でも,おばあちゃんが深夜1時に電話するかなあ?
市外局番0745,に心当たりのある「やましたとしあき」さん.連絡とってあげてください.
なお,一部仮名にしてあります.本人にはわかると思う.