電車とガーリック

 久しぶりに電車に乗った.こんな時間だから空いている.ロングシートの端っこの席(扉の脇の席)に坐ることができました.傘も持っているから,引っかける場所があって嬉しい.でも忘れないようにしないとね.あ,こんなに雨降ってるんだから,忘れようがないか.
 右隣の席に小柄なおじさんが坐った.窮屈にならずにすんだ.よかった.
 しばらくぼんやり本を読んでいました.でも,何だか気分が悪い.あれ,臭いぞ.ガーリック.というより,にんにく,ですかな.
 おじさんの右側(私の反対側)に坐っていたサラリーマンが立った.降りるのかなと思ったら,別の席に移動しただけだった.空いた席に,新たに乗ってきたおばさんが坐る.しかしそのおばさんも,次の駅につく前に席を移動してしまった.
 向かいのシートに坐っている人たちが不思議そうにこちらを見ている.小柄なおじさんの見た目はいたって普通なのだ.ただ単ににんにくくさいだけ.でもこのにおいはじきにあちらのシートにも届くことでしょう.
 私もよほど,席を移ろうかと思った.が,端っこの席はさすがにもう空いてない.うーん,だんだんくらくらしてきた.



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